2017年02月16日更新
- ボードゲーム(4)
大阪でできる昭和のボードゲームの不用品処分法
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昭和のボードゲーム
まだ世の中にコンピューターゲームというものが存在していなかったころ、娯楽のために楽しむゲームと言えばボードゲームでした。 ボードとはいわゆる卓上のことで、囲碁や将棋など、専用の台を使って遊ぶものがあります。 その後、家族みんなで楽しめるいわゆるテーブルゲームも、広い意味でボードゲームに加わってきました。 こたつやちゃぶ台の上に広げ、そのうえですごろくや、子供でも遊べるルールの麻雀に似たゲームなどが開発され、瞬く間に人気を博していきます。 昭和の時代に家族とゲームに興じた人なら、懐かしい記憶として残っているのではないでしょうか。 その後、家庭用テレビゲーム機なるものが登場し、テレビにつなげてプレイするのが当たり前になっていくにしたがって、ボードゲームはアナログ視されるようになっていきます。 核家族化や、家族それぞれが忙しい生活を送るようになるにつれ、ボードゲームはゲームの中ではすっかり傍流という位置づけになってしまいました。
処分の仕方は二通り
それでも、家族みんなで遊んだ想い出が詰まったゲームがなかなか捨てられず、押し入れなどにまだ保管してあるというお宅は多いのではないでしょうか。 囲碁や将棋の場合、木製の専用の台座が必要ですし、駒も木製でできていますので、処分するにあたっては普通ごみで出していいものかどうか、自治体のごみ収集部門に問い合わせてみるのがいいでしょう。 例えば大阪に住んでいる人の場合、台座が大きいこともあって、普通ごみではなく、粗大ごみとして出すように指示されるかもしれません。 大阪のどこに住んでいるかにもよりますが、回収して処分してもらうためには定められた料金を支払う必要がありますので、そのあたりのことを詳しく聞く必要が生じてきます。 一方、テーブルゲームは紙やプラスチックなどの簡易なもので作られていますので、紙部分にプラスチック製品が付いていれば取り外し、紙は紙ごみとしてリサイクルに回すのがいいでしょう。 プラスチックの付属品はたいていの場合、小物であると思われることから、ごみとして家庭で処分できます。
どちらにメリットがあるかを考えよう
東日本大震災が起こったとき、あまりにも地震の規模が大きかったことから当然のようにライフラインが寸断され、長い間、電気が通らないという不便さが発生しました。 この状況下では最新のコンピューターゲームも、充電が切れれば遊ぶことができません。 そこで人々は不安な気持ちを紛らわせるため、一つ所に集まって電気を使わずに遊べるボードゲームに興じはじめました。 お年寄りも知っているゲームなので、年齢に関係なく遊ぶことができます。 遊び方を知らない子供たちにお年寄りが教え、思いがけなくみんなが仲良しになれるといった、不幸中の幸いともいえる明るい側面をもたらしてくれたのです。 この出来事がきっかけとなり、改めてボードゲームを見直す動きが出てきました。 最近ではさまざまなゲームを集めた喫茶店ができ、見知らぬ人同士が一緒になってゲームに興じ、そこでゲーム仲間が作れるという異色の交流場所もあるくらいです。
見逃してはならないこと
そんな新たな価値が見直されているボードゲームですので、もういらないからと簡単に不用品処分をしてしまうのはもったいないかもしれません。 先述したボードゲームを集めた喫茶店などに持ち込めば、もしかしたら買い取ってくれるかもしれませんし、買い取ってくれなくても店に引き取り、昭和の想い出を大事につないでいってくれます。 大阪になら昭和のゲームを楽しめる場所も、ほしいと思っている人も多く存在することでしょう。 テーブルゲームタイプの不用品処分は簡単なだけに、むしろ処分方法は囲碁や将棋よりしっかりと考えるべきかもしれません。 不用品処分するつもりだったのが、ゲームの保存状態によっては思ってもいなかった高価な値段で買い取ってもらえたということも起こりえますので、回収業者を探してみたり、あるいはゲームというジャンルでオークションに出品してみるというのも、面白い反応が返ってくるかもしれません。