自治体での回収はしていない

消化器は不用品になっても一般ごみとして出すことができません。
処理をする際、専門的な知識と設備が必要になるからです。
劣化したものは種類にもよりますが破裂する可能性もあり、薬剤も入ったままであれば他のごみと一緒に処分するには危険なのです。
大阪でも自治体のホームページに消化器の処分方法について載っているので確認してみてください。

消化器リサイクル推進センターもしくはメーカー引き取り

処分方法は主に二つあります。
一つ目はリサイクル推進センターに引き取ってもらうことです。
国内で製造されたものであればほとんどは引き取ってくれます。
ただ、すべての製品を引き取ってくれるわけではありません。
海外製品やエアゾール式消火具は受け付けてくれないので注意してください。
ラベルの表示を見て事前に確認してください。
引き取り方法は複数あります。
特定窓口といって販売代理店や防災・防犯事業者が担う窓口が全国に設置されているので、そこで引き取りを依頼します。
また、直接持ち込むこともできます。
同じ特定窓口か消化器メーカー営業所や廃棄物処理業者が担う指定引き取り場所に出向きます。
ただし、事前に電話で問い合わせをしてください。
ゆうパックで送ることも可能です。
電話での事前申し込みをすれば、税抜きで一律２２００円で回収してくれます。
しかし、重量制限があるので薬剤が３キロ以下か３Ł以下の製品でしか取り扱っていません。
二つ目の方法はメーカーに引き取り依頼をすることです。
もしも、製造メーカーが分かるようであれば、会社に問い合わせをしてみてください。
有料ではありますが、引き取ってくれます。

処理費用について

処分するにはお金がかかります。
リサイクルシールを購入しなければ回収をしてくれません。
このシールは一律で金額が決まっているわけではなく、オープン価格となっています。
なので、問い合わせをして事前に金額を確認してください。
このシールは指定引き取り所に持ち込んだ後の運搬・処理費用を賄うためのものです。
自分で持ち込んだ場合はリサイクルシールだけの費用で済みますが、引き取りに来てもらうか特定窓口に持ち込む場合はリサイクルシールの他に収集・運搬、保管・管理費用としてさらに負担をしなければいけません。
リサイクルシールを販売していない窓口もあるので、一度問い合わせの電話は必ずしてください。
10型ならば小型の種類として扱ってくれます。

処分前の注意事項

廃棄する前に安全確認を必ず行ってください。
運んでいる最中に薬剤が飛び出す危険性を少しでも減らすためです。
まず、ストッパーを固定する作業を行います。
安全栓がついている場合は、正しくセットされているか見てください。
ついていない場合は、ストッパーをテープかなにかでしっかり固定してください。
もしも、薬剤が漏れている場合は袋に入れておいてください。
消化器の耐用年数は業務用が１０年、住宅用が５年となっています。
しかし、本体が腐食している、へこみがある、変色している、ホースが脱落しているなどの老朽化が見られたらすぐに処分するよう心がけてください。
そして、定期的な点検作業を行うようにしてください。