種類が豊富なOA機器

一概にコピー機、複合機といっても様々な種類に分けられます。
ここでは家庭用と業務用の２つについて説明します。
家庭用のものについては自治体で回収を行っています。
地域ごとに出し方は違いますが概ね粗大ごみに分類されます。
ほとんどの地域では手数料を支払って回収してもらいます。
お金をかけたくないひとは、機械を自分で分解して出す方法もあります。
ごみ袋に入るものならば燃えないごみとして回収してくれるので、面倒ではありますがこれもひとつの方法として覚えておくといいでしょう。
また、２０１３年４月から小型家電リサイクル法が施行されました。
すでに家電リサイクル法でテレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫の４つはごみとして処分できなくなり、市町村や家電量販店などに引き取ってもらわなければいけません。
しかし、これら以外の家電はほとんどがリサイクルされることなくごみとして処分されています。
電子機器の部品はとても貴重な金属が多く使われているので捨ててほしくないのです。
そこで新たな法律を作り、捨てる量を減らそうと試みています。
そしてコピー機と複合機はこの小型家電の対象品目に入っているので、できるだけリサイクルに回してくれたほうがありがたいことなのです。
ただし、自治体によって回収している所とそうでない所があるので、自分の住んでいる市町村がどんな対応をしているのか調べる必要があります。
大阪府ではこの法律を推奨していますが、全地域に浸透しているとはいいがたいのが現状です。
また回収をしている地域に住んでいたとしても、回収ボックスに入るものに限定している所もあるので、しっかり確認する必要があります。
また、回収ボックスに入れるだけなのでお金は一切かかりません。

業務用機器は専門業者かメーカーに依頼する

業務用のものは自治体では回収していません。
不用品になったものは産業廃棄物として処分してもらうかメーカーに処分を依頼する必要があります。
廃棄物処理の業者に回収してもらうにはお金がかかります。
また、ものの大きさや日時、搬出場所によって料金が変わってくるので複数の業者に見積もりを出してもらったほうがいいでしょう。
メーカーに依頼する場合も有料になります。
電話で引き取りが可能かどうかを確認しなければいけません。
これらは若干料金設定が高めにしてあるところが多いです。
さらに、引き取りに何週間もかかる場合もあるので融通はききません。
万が一、リース品である可能性もあるので、処分する前に必ず確認してください。
業務用のものの処分で一番良い方法は買取をしてもらうことでしょう。
いらなくなったOA機器全般の買取を行っているリサイクルショップがあります。
即日で見積もりを出してくれたり、どこにも引き取ってもらえないような超重量物の引き取りが可能だったり、大量の案件にも対応してくれたり様々なサービスがあります。
買取業者は、部品が足りなくても買い取ってくれたり、急なオフィス移転などで出た不用品の回収も速やかに行ってくれるのでこちらのほうが便利です。

買い取ってもらえない場合の対処法方法

壊れたものや不具合があるものは買い取ってくれない可能性が高いです。
買取はしてもらえないけれど何万円も払って処分するのも大変だと考えるひとは、民間のリサイクル家電専門の回収業者に依頼する方法もあります。
自分で梱包して送らなければいけませんが負担するのは送料だけになります。
大阪に在住の場合、尼崎にその業者があるので問い合わせてみてください。
事前にメールで申し込みをするとスムーズに引き取ってもらえます。
全国にこのような会社があるので、住んでいる地域の周辺から探してみるといいでしょう。
家庭用、業務用に限らず注意しなければいけないことがあります。
それはデータの消去です。
過去のデータ履歴が内部に残っているので処分する前に消去しておかなければいけません。
万が一、データが残っているとそれを悪用される可能性もでてきます。
特に、大型のレーザー複合機は気をつけなければいけません。
プリンターにスキャナーが搭載されただけのものならば安全なのですが、大型のレーザー複合機は業務用の代物で内部にハードディスクが内蔵されており、そこに原稿が保存できる仕組みになっています。
説明書にはデータの消し方も載っているので簡単に消去できます。
廃棄する業者やリサイクルショップでもデータ消去をしてくれる所もあるので確認してみてください。
コピー機や複合機は簡単に廃棄できるような電化製品ではないので、処分方法は事前に確認することが大切です。