古くなった消化器はリサイクル推進センター
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耐用年数を迎えたものは適切に廃棄しましょう
ご家庭に設置してなくても、自動車に消火器を設置されている方は多いのではないでしょうか。
耐用年数が過ぎた消火器をそのままにしておいたら、どのような事故につながるかわかりません。
耐用年数が過ぎたなら適切に廃棄しましょう。
2010年から、消化器のリサイクルがスタートしていることをご存知ですか。
リサイクルシステムがスタートしたことを受け、大阪ではすでに自治体での回収は行っていません。
引き取りを依頼したい場合は、大阪の粗大ごみ収集センターではなく、消化器リサイクル推進センターの処理相談窓口か各メーカーのサポートセンターに相談しましょう。
また、お近くのリサイクル窓口(特定窓口・指定引き取り場所)で引き取ってもらうこともできます。
不用品として処分を考えるタイミングとしては、ラベルに書かれている耐用年数を過ぎた時、底の部分が錆びたり腐食している時、大きな傷やへこみなどの変形がある時などです。
このような状態のまま放置していると、大きな事故につながりかねません。
実際、自分で廃棄しようとして、不幸にもお亡くなりなられた方もいます。
自動車の安全を守ってくれるアイテムなのですから、処分する時も安全に注意して処分しましょう。
引き取ってもらう時の注意点
耐用年数は各メーカーによって違うため、ラベルに記載されている交換推奨年数をチェックしましょう。
捨てる前に中身を放射する方がいますが、それはとても危険な行為ですからやめましょう。
中身もリサイクルすることができますから、捨てる必要はまったくありません。
そのままの状態で引き取ってもらうことができますから安心してください。
自動車用消火器であればどれでもリサイクルシステムで引き取ってもらうことができますが、エアゾールタイプの簡易消化具はリサイクルの対象になっていません。
リサイクルの対象になっていないため、大阪ではスプレー缶として引き取りを行っています。
スプレー缶とみなされる場合、中身を使い切ってから普通ごみとして引き取ってもらうことが可能です。
ただ、それでも引き取ってもらえない場合は、お近くの消防署に相談されることをおすすめします。
引き取ってもらうには、リサイクルシールの購入などが必要です。
引き取り方法により必要な料金が違うため、詳しいことはリサイクル推進センターのホームページを確認してください。
引き取り方法は4つ
消化器を引き取ってもらう方法には4つあります。
まず、2017年3月現在、全国に5,291箇所ある特定窓口で引き取ってもらうことができます。
特定窓口は販売代理店や防災・防犯事業者が担っていることが多いため、購入された販売店に相談すれば話が早いかもしれません。
スタッフに自宅まで来てもらう場合は出張料などが必要になることがあるため、直接持ち込んだほうが安心です。
直接持ち込める場所は、特定窓口だけでなく指定引き取り場所もあります。
2017年3月現在、指定引き取り場所は全国に210箇所あり、特定窓口と合わせれば5,501箇所ですからかなりの数です。
どこに特定窓口・指定引き取り場所があるのかわからない時は、リサイクル推進センターのリサイクル窓口検索で検索することができます。
マップで検索できるほか、特定窓口・指定引き取り場所それぞれエリアごとに調べることができます。
個人で持ち込む場合は、持ち込む前にリサイクル窓口に伝えておきましょう。
引き取ってもらうためにはリサイクルシールが必要ですが、一部の特定窓口・指定引き取り場所では販売を行っていません。
その場合は、リサイクル推進センターでリサイクルシールを購入した後、特定窓口か指定引き取り場所に引き取ってもらいましょう。
お近くに特定窓口・指定引き取り場所がない場合は、ゆうパックで回収を依頼することもできます。
ゆうパックでの回収を依頼する場合は、あらかじめゆうパック専用コールセンターに電話をかけ事前受付をしなければなりません。
ゆうパック回収が利用できるのは、薬剤量が3kg以下か3L以下の消火器だけです。
リサイクルシステムができてからまだ間がないため、ご存知ない方も多いようです。
せっかくリサイクルシステムがあるのですから、できるだけ有効に活用しましょう。