石油ファンヒーターは長く使って正しく処分しよう
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長持ちさせるにはメンテナンスが大事
冬場に一台はあるとありがたいのが石油ファンヒーターでしょう。
すぐに温かくなってくれますし、使い勝手も良く暖房器具としては非常に優秀で経済的です。
また、他の暖房器具と比べても定期的なメンテナンスさえすれば大変長持ちします。
たとえ故障したとしても、軽い程度であれば素人でも対処できます。
自己診断機能があれば、エラーコードをチェックすることで異常が出ている場所を特定することも可能です。
基板や電機部品は余程のことがない限りは壊れないですが、壊れてしまった場合は修理に出すか買い替えを検討してください。
もっとも、故障する可能性が高いのはファンやその周辺です。
ここに埃が付着すると、本体の温度が上がり過ぎて動かなくなってしまうことがよくあるのです。
この場合はファンを取り外し、吸気口のフィルターに付着している埃を歯ハブラシを使って取ることで対処してください。
気化器の調子が悪い場合は交換をする前に、クリーニングをしてみるといいです。
シーズンオフなど定期的にメンテナンスをすると本体が長持ちします。
やり方としては、まずタンクを空にし、本体下の灯油も全てスポイトなどで抜き取り、残りは布などで拭き掃除をしてください。
できればタンク底の灯油フィルターもパーツクリーナーで洗浄するといいでしょう。
あとは気化器のクリーニングスイッチを入れるだけでOKです。
クリーニングでダメなら気化器を交換をしてください。
たったこれだけのことを定期的に行えば、どんな製品でも寿命が長持ちします。
断捨離と正しい捨て方
メンテナンスをすれば長持ちするとは言っても、石油ファンヒーターが消耗品であることには変わりありません。
寿命はメーカーや使う頻度によっても変わってきますが、一般的に使用年数が7年を超えたあたりから徐々に不具合が発生してきます。
基本的には10年以上は使える代物とはいえ、部品の経年劣化の可能性もないとは言えません。
メーカーが推奨している使用期間をオーバーしたら、できる限り日頃から本体の様子をチェックして、故障の兆候が出ていないか確認しましょう。
もし、着火しにくくなったり、オイルの臭いが漏れていたら、火災などの事故を避けるためにも買い替えを検討してください。
このとき不用品となった石油ファンヒーターは、それぞれの自治体で定められている正しい方法と手順で処分しなければなりません。
大阪市のケースでは粗大ゴミとして、一台400円で業者に回収されることになります。
まずは粗大ごみ収集受付センターに回収を申し込んでください。
受付日は月曜日から土曜日の午前9時から午後5時です。
申し込みが終わったら、大阪市内のコンビニ、スーパー、郵便局、環境事業センターで、粗大ごみ処理手数料券を購入してください。
あとは指定した日時に自宅前に出しておけば業者が回収してくれます。
5年以内ならリサイクルショップで売ってみよう
引っ越しや買い替えなどで、購入後間もない石油ファンヒーターを手放すこともあるかもしれません。
このようなときはリサイクルショップで買い取ってもらいましょう。
石油ファンヒーターは需要も多い暖房器具ですので、5年以内の製品であれば買い取りしてもらえる可能性が高いです。
最近はメーカーや型番、それに製造年月日を電話で伝えるだけで、ある程度の買取価格を教えてくれますから、捨てる前に利用してみるのも一つの手です。
また、出張買取をしているリサイクルショップも増えていますから、重たいものをわざわざ運ばなくても済みます。
ネットオークションの場合は送料がネックになりますが、リサイクルショップで売れなかった製品でも買い手が付くことがあります。
ただ、商品の紹介や郵送が必要になるなど、意外と手間が掛かるので、余程高値で売れない限りは大阪市に処分をお願いしたほうがいいかもしれません。