バイオリンが不用品になるとき
弦楽器の中でもその美しく豊かな音色で人気が高いのがバイオリンです。
子供の情操教育の一環として、小さい頃にレッスンを受けていた人も多いでしょう。
でも、大人になるまでずっと続けている人は、他の楽器に比べてもぐっと少なくなるようです。
よほどの才能がない限りは、子供の一時期の習い事で終わってしまうのが現状でしょう。
弦楽器は適切なメンテナンスをしてやらないと、音色に影響が出るばかりでなく、チューニングが狂ったり、弦が切れやすくなったりします。
もう使うことはないと判断した時点で、他の人に譲ったり買い取ってもらう方が良いかもしれません。
また、継続してレッスンを受ける場合も、子供の成長に合わせて弦楽器のサイズを大きいものに変えていく必要があります。
使わなくなった小さいサイズのものを、記念として飾っておくのも良いですが、これからレッスンを始める小さなお子供さんが知り合いにいる場合などは譲ってあげるのもおすすめです。
大人の習い事としてバイオリンを始めたものの、思うように上達しなかったり興味が失せたりして、まだ楽器が新しい状態で手放す人もいます。
こんな場合も他に欲しい人がいれば譲ったり、専門業者に買い取ってもらうのが良いでしょう。
壊れてしまったバイオリンを処分するとき
お手持ちのバイオリンが、長年メンテナンスを怠ったために表面に塗られているニスや接着剤のニカワが溶けてしまったり、壊れて音が出ないという場合は、修理に出しても高額な費用がかかることがあり、新しく買いなおした方が安いということもあります。
リサイクルショップに持って行っても引き取ってくれない場合は、ゴミとして処分することになるでしょう。
楽器の分別については地方自治体によって違ってきますが、大阪市東淀川区にお住まいの方は、粗大ゴミ扱いになりますので粗大ごみ収集受付センター(電話 0120-79-0053)へお申し込みください。
まだ使えるバイオリンを売却する場合
十分使えるバイオリンなら、他に欲しい人が周りにいれば安く譲ってあげるのもいいでしょう。
購入した時の価格が高額だったものや、比較的新しいものならネットオークションで高値が付くことがあるかもしれません。
ネットオークションは個人間の売買になりますので、取引にかかるコストが抑えられるというメリットがあります。
入札者が多く集まればそれだけ価格が上がっていきますので、思わぬ高値で売れる可能性だってあるのです。
しかし反対に、入札者が現れない場合はいつまでたっても売却できないというデメリットもあります。
ネットオークションは、時間的余裕のある方に向いている売却方法と言えるでしょう。
楽器の専門業者に買い取ってもらう場合
楽器を売ってすぐに現金化したいという場合に便利なのが、専門業者による買取サービスです。
中古の楽器を専門に買い取る業者は、楽器に詳しいスタッフが在籍していますので、短時間で査定してもらえます。
何でも扱うリサイクルショップでは、楽器の良し悪しを的確に判断できるスタッフが居ないのが普通ですから、価値に見合った買取価格は期待できないでしょう。
楽器を売るのなら楽器の買取専門店に依頼した方が安心です。
最近は、複数の買取業者に査定してもらえる一括査定サイトもあります。
依頼品の楽器に関する必要事項を入力するだけと簡単ですので、比較検討のためにも利用してみてはいかがでしょうか。
少しでも有利に買い取ってもらうために
不用品を買い取ってもらうときに忘れてはならないのが、依頼品の状態と付属品の確認です。
バイオリンの場合も同様に、表面に皮脂などの汚れが付いたままになっていないか、付属品や取扱説明書がそろっているかをチェックしましょう。
もちろん、ケースも落とせる汚れはキレイにしておくことが肝心です。
思い入れのある楽器なら、最後まできちんとメンテナンスしてあげましょう。