ピアノは地域ごみには出せない

学業や部活が忙しくなり習うのをやめてしまった、お子様が巣立って弾く人がいなくなった、弾いていた方が亡くなって使わなくなったなどピアノを処分したい場合、大阪市の粗大ごみに出すことはできません。
大阪市では一切収集ができませんので、販売店やメーカー、専門業者などに相談する必要があります。
粗大ごみは基本的にご自身で家の前まで出す必要があり、かつ、回収のトラックは1名または2名程度の少人数で回収に回っています。
ピアノは重量もあり、ご自身で運び出すのはもちろん、回収も難しく、素材的にも処分が難しいので地域ごみでは一切対応できない点に注意しましょう。

椅子は粗大ごみ

これに対して付属の椅子は、一般の椅子と同様、粗大ごみとして有料での処分が可能です。
粗大ごみとしての処分を希望する場合には、粗大ごみ収集受付センターに各自で電話をかけ、回収に来てもらえる日の予約を取りましょう。
この点、引越しに伴って使っていない椅子を捨てたいという場合、引越しシーズンは混雑してなかなか予約が取れない場合がありますので、引越し日までに回収してもらえるよう早めの予約がおすすめです。
予約した日にご自身で家の前まで出しておく必要があり、家の中まで取りに来てはもらえないのでその点も注意しましょう。
ご高齢や妊娠中で重い物は持てないといった方は注意が必要です。
なお、高齢者のみ世帯や障がいのある方が同居している世帯の場合、環境局の職員がご家庭までごみの収集に来てくれるサービスが利用できます。
手数料は現金払いはできず、事前に処理手数料券取扱店で所定の手数料券を購入して不用品の見えやすい位置に貼付しなければなりません。
1人がけか、連弾向けの2人がけかで手数料額が異なるよく確認をとりましょう。

セットで処分するほうが楽

大阪市で収集する粗大ごみを利用する場合、椅子は片付いても肝心のピアノが残されてしまいます。
どちらも要らないのにいずれかしか片付かないのでは困りますし、特に引っ越しなどの機会に捨てたい場合には困ることになります。
とりあえず、新居に持って行こうということになれば、ピアノは専門の引越し業者に依頼したり、オプションとして高い手数料を払って運んでもらう必要があります。
デリケートな楽器だけに近距離の移動であっても、一度、休ませてから持ち運ぶなど日数もかかるので時間もコストも無駄になってしまいます。
できるなら、セットでスムーズに処分したいものです。

専門業者では椅子は買取できないことも

ピアノの買取を専門的に行っている業者があり、メーカーと型番を告げれば目安の買取額を直ぐに教えてくれます。
ただし、実際には現物を見て見た目のキズや汚れ、音の状態などを確認して査定額が決まります。
椅子とセットで買取をしてくれる業者もありますが、キズがついていたり、上下する部分が壊れていたりすると対象外になってしまい、セットでの買い取りができない場合もありますので、見積もり時によく確認する必要があります。

不用品買取業者でスムーズ処分を

楽器専門の買取業者は値段がつきやすい点や、査定が明確といった点では安心ですが、セットで買取や引き取りをしてもらえるかで不安が残ります。
この点、楽器も含め、あらゆる不用品を引き取りしている業者であれば、買取はもちろん、買取ができない場合には有料にて引き取ってもらえるので、一度にセットで片付けることができます。
多彩なアイテムを取扱い、再販している業者は専門業者のように楽器だけを買い換えたい方のニーズに応じるというより、直ぐに使える状態でセットで中古品を求めている顧客のニーズに応えているので、セットのほうが値段がつきやすい場合が少なくありません。
楽器専門の買取業者でセット買取や引き取りが無理であれば、一般的な不用品引取業者で楽器を扱っているところを探してみましょう。