フランス料理に欠かせない道具
伝統的な和食文化が発達してきた日本では、鍋を使用するにあたって、銅鍋を使うことはほとんどなかったと言っていいでしょう。
けれども、フランス料理において銅鍋は、欠かすことのできない物です。
銅は熱伝導率が非常に高く、長時間煮込む料理を作るには最適な鍋だからです。
フランスでも寒い地域になると、日常的に煮込み料理が食べられることになり、必然的に煮込み料理に最適な銅鍋が多く使われるようになりました。
日本でもフレンチを食する習慣が根付いたことにより、レストランはもちろん、料理上手な家庭には銅鍋が取り揃えられていると思われます。
いらなくなった時には
鍋は長く使えるキッチン道具ですが、それでも毎日繰り返し使っていれば、いつかは寿命がやってきます。
大阪の場合、比較的さまざまな素材でできた鍋を、普通ごみで回収しています。
また、大きい物であれば粗大ごみで収集対応していますので、いらなくなった時の処分で、どうしたらいいのかと困ってしまうということはないでしょう。
普通ごみならゴミ袋の料金だけで済みますし、粗大ごみで出すにしても、数百円程度の負担になると思われます。
ただ、不用品回収を行っている業者に依頼すれば、銅製品はリサイクル可能なことから、無料で引き取ってくれるかもしれません。
業者は回収品できてこそ、売りに行ってお金を得られるからです。
粗大ごみに出す料金を浮かせることができれば、引き取ってもらう側にもメリットがあり、処分したい人と引き取りたい人の思惑が合致します。
まずは回収業者を探そう
回収業者は意外と身近なところを回っていることが多く、軽トラックで不用になった品を集めています。
注意深く見ていればすぐにわかりますので、ゆっくり走っていたらちょっと止めて、尋ねてみるといいでしょう。
銅製の鍋を持っているけれど、いらなくなったので引き取ってもらえるかと聞いてみれば、無料で引き取る、あるいは引取り料金がいくらかかるといった返事が返ってくると思われます。
とにかくお金を払うのはいやという人は、お金がいるならいいですと断れば済むことですし、粗大ごみよりも安い料金なら払ってもいいという人もいるでしょう。
その場合には、粗大ごみに出した場合にはいくらになるか、あらかじめ知っておく必要があります。
その上で、業者による引取り料金の方が安ければ、納得して業者に支払えます。
リサイクルということも考えよう
フランス料理には欠かせない鍋といえども、不用品として出てくる数はそれほど多くないことから、うまくいけば無料で引き取ってくれることもあるでしょう。
いらなくなったからすぐに粗大ごみというのではなく、まずは引き取ってくれるところを当たるのが、リサイクルの観点からも、処分費用節約の方法としても適しています。
リサイクル業者に引き取ってもらったら、原材料がリサイクルされる他、もしかしたら修理を施して、鍋そのものとしてリサイクル利用がされるかもしれません。
いずれにしても、いらなくなった物がまた何らかの形で活躍することになるのですから、不用品はまず業者に相談というスタンスで考えるのがいいのではないかと思われます。